在札幌米国総領事館の首席領事は、ゴーグさんという女性です。
札幌の女性経営者と交流したいというオファーをいただき、
同友会女性経営者部会のメンバーと共に領事館を訪問しました。
ゴーグ主席領事の公邸リビングにてランチをご馳走になり、
領事がこの日のために作ってくださったというケーキで茶話会。
米国の国務省にみる女性登用の歴史はとても興味深いものでした。
1922年の外交官試験で、初めて女性の合格者が誕生。
しかし、「大使の友情はワインと葉巻があって成り立つ」と言われて
女性初の外交官には、秘書的な仕事しか任されなかったそうです。
その後、国務省における女性の登用は進みましたが、
今でも「ガラスの天井がある」と言われているとのこと。
努力してトップを目指していても、あるレベルまでいくと今まで見えなかった障壁が現れる。
女性の社会進出が当たり前のように感じていたアメリカでさえ、
そのようなことがあるのだと知りました。
ケネディ大使は、メディアのインタビューで以下のような発言をしています。
「日本には、才能があって活動的な女性が多くいる。
彼女たちは、21世紀における日本の成功を約束するエネルギーや技術を持っている。
日本の女性がさらに活躍するには、社会のあらゆるレベルでの関与が必要になる。」
これまで男性社会の中で、悪戦苦闘してきた働く女性たちの歴史に思いを馳せると、
現代に生きて働く私たちは、女性の社会進出を推進する風潮などに踊らされることなく
地に足のついた仕事を、しっかりとこなしていかなければならないと思うのです。
地道にコツコツと、、、!!
それにしても、在札米国総領事館の中は、非日常の素敵な空間でした。。。
セキュリティを通って一歩中に入ると、そこはアメリカだったのです(^^)