観世流梅若 札幌緑鈴会の初謡会です。私は、仕舞「花月」を舞いました。
とられてゆきし山々を♪ 思いやるこそ悲しけれ♪
まづ筑柴には彦の山♪ 深き思いを四王寺~♪ 讃岐には松山♪
ふり積む雪のしろ峯♪ さて伯耆には大山.さて伯耆には大山♪
丹後丹波の境なる.鬼が城と聞きしは天狗よりも.おそろしや~~♪
日本最古の古典芸能である「能」は、
室町時代から約600年間、脈々と続いてきた重要無形文化財です。
日本では、昔からひとつの「習い事」として、
能の中で演じられている「謡」や「仕舞」の一部を
能楽師に教えていただいているのです。
自分がお習いをして、お能を観る目が養われていくのだと思います。
どんなことでも、そうですね。
やってみないとその難しさは、本当のところわからない。
習い事というのは、仕事をしていく上でとても必要なことだと感じます。
どんなに逆立ちしてもかなわない師を持っていること、
そして、その師を心の底から尊敬できるということ、
それは、心をとても謙虚にしてくれます。
初謡会に向けて、練習に練習を重ねました。
そして、終わりました。
達成感とそして、ほんの少しの虚脱感。
心地よい疲れを感じつつ、心をリセットして
また、仕事に精を出します!!